試作品は塗装・表面処理がポイント
試作品製作の外注先を選ぶ際、多くの人は「コスト」「納期」「技術力」を選考ポイントに挙げるのではないでしょうか。確かに、精度の高い試作品をスピーディーに手に入れるため、これらは非常に重要な要素と言えます。しかし、製作会社選びにおいては、業者の塗装・表面処理のクオリティも事前チェックしたほうがよいことをご存じでしょうか。ここでは、試作品製作で塗装・表面処理が重要な理由と、一般的な処理方法について紹介します。
試作品“だからこそ”塗装・表面処理はきっちりと
「世に出す前の試作品だから、仕上げはそれほど気をつかわなくても……」と少しでも思っている方はいませんか? 確かに、試作品の中には製品と同じ素材を用い、形状だけ再現した「外観モデル」と呼ばれるものもあります。この外観モデルでは、塗装・表面処理が不可欠とされています。なぜなら、最終製品と同じクオリティに仕上げることで製品としての魅力を正確に確かめられるからです。
また、金属部品などでは表面処理で熱処理やアルマイト・メッキを施すことで、部品の性能を正確に測ることができます。たとえば熱処理だと金属の強度を、アルマイト・メッキを施すと防錆や外観面や絶縁を測れるのです。
上記のような理由から、試作品“だからこそ” 塗装・表面処理はしっかりしておくべきだと言えるでしょう。アートウインズは本社以外にも工場を持ち、試作品に合わせたデザイン・製作が可能です。さらに、熟練の社員達が連携し合いながら試作品を製作するので、お客様のご要望を迅速かつ正確に試作品に落とし込むことができます。試作品のクオリティや精度を上げるための塗装・表面処理ならアートウインズにお任せください。
こんなにある!塗装・表面処理方法
ひと口に塗装・表面処理方法と言ってもどんな種類があるのでしょうか。ここでは、アートウインズで実施している塗装・表面処理の中から、「カラーリング塗装」「パット(タンポ)印刷」「レーザーマーキング」を紹介します。
調色から塗装まで社内で一貫処理「カラーリング塗装」
アートウインズでは2基の塗装ブースを保有し、調色から塗装まで社内で作業しています。対応している塗装はシボ塗装、光沢クリア塗装、ゴム触感塗装、パール塗装、メタリック塗装などです。ほかにさまざまな技術を組み合わせることで、熟練社員の細やかな技や感性を試作品に落とし込むことができます。試作品に合った塗装についてお悩みの場合、最適なプランを提案いたしますので、ぜひご相談ください。
曲面や凹凸面に印字できる「パット(タンポ)印刷」
シリコンゴムのパットを製品に押し付けて印字する方法を「パット印刷」、もしくは「タンポ印刷」といいます。シリコンパットには弾力があり、平面だけではなく曲面や凹凸面にも印字が可能です。また、細かい図柄や多色刷りにも対応しており、樹脂加工品や金属製品に多く用いられています。なお、「パット(タンポ)印刷」は樹脂版を使用することで、低コストでの印字も実現します。
小さい文字も高精度に印字「レーザーマーキング」
「レーザーマーキング」は、対象物にレーザー光を照射して表面を「溶かす」「焦がす」「剥離する」「酸化させる」「削る」「変色させる」ことを目的としています。これにより、ロゴや商品名、シリアル番号など小さな文字も高精度に印字することが可能です。また、ラベルやプリントと異なり、剝がれたり消えたりするリスクがないのもメリットです。
なお、レーザーマーキングは場合によっては塗装の剥離にも対応できます。そのため、デザインモデル液晶部にダミー表示を印字することもできるので、ご相談ください。
丁寧・高クオリティの試作品製作ならアートウインズへ!
アートウインズには、試作品製作に対し熱意を持った社員が在籍しています。そのため、試作品一つひとつに、丁寧な塗装・表面処理を施し、高クオリティな試作品を製作できます。お客様に満足していいただける試作品製作なら、アートウインズにお任せください。